
◆会社名 |
有限会社  ちば緑耕舎(りょくこうしゃ) |
◆事業内容 |
専業農家による米栽培、精米、販売 |
◆所在地 |
〒270-1521 千葉県印旛郡栄町和田114-30 |
◆電  話 |
0476-95-2323 |
◆ファクス |
0476-95-8624 |
◆メール |
info@ryokukousya.com |
◆ホームページ |
http://www.ryokukousya.com |

    ようこそ緑耕舎へ・・
令和5年 謹んで新年のお慶び申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
近年、他国の動乱で輸入商品の価格高騰が続き先進国の中で食料自給率が低い日本は、食糧危機にあると言われています。
私たちは生産者として、農地を守り、安全な農産物をしっかり作り、それを消費者の皆様に頂くことが食の安全保障だと信じて頑張っていきます。
新しい年が良い年になるようご祈念致します。
代表取締役     杉田  勉
文化部部長よりひとこと・・・ 藤﨑 賢治

「田んぼに心を寄せてみて」
今年の米作りも始まりました。
ちば緑耕舎では一年間の田んぼ作業体験をとおして、我々生産者と、お客様である消費者との
交流を行っています。
春の田植えに始まり、夏の草取り、秋の稲刈り、そして冬には新年を迎える準備として
お供え餅や正月飾り作りなどをします。
それと一緒に、田んぼにどんな生き物がどれだけいるか調査もしています。
見えるところにいるものはもちろん、土の中の小さな小さなたくさんの生物も、
みんな人間の米作りを応援してくれているのです。
田んぼの息づかいに、ぜひ触れてみてください。
生産部部長よりひとこと・・・ 吉植 一貴

「極上のコシヒカリを食卓へ」
今年も従来どおり環境に配慮したイネ作りをしていきます。
私たちが今まで取り組んできた、無農薬や減農薬栽培の田んぼは、
あぜ道を歩くとガシャガシャ、バシャバシャと生き物たちが跳ねて、非常ににぎやかです。
春から夏には数えきれないくらいの蛙がにぎやかに鳴いていますし、秋にはバッタやイナゴ、トンボがいっぱいです。
これが私たちが目指してきたもので、ずっと守り続ける努力をして、次世代へ伝えていかなくてはならないものだと思っております。
豊かな環境で、田んぼの生き物たちと共に育てたお米をぜひ味わってみて下さい。
《環境にやさしい栽培技術の更なる実践》
近年温室効果ガスによる温暖化で、自然災害や気候変動に伴う影響が国内外で高まっております。
それらは人間の経済活動などの営みが主な原因であり、現在化石燃料に頼らない対策が進んでおります。また、私たちの生活を豊かにしてきたプラスチックの海洋流出により、多くの生きものに害を与えています。
これらの問題を多くの人が共有し、改善の行動を早急に起こさなくてはならないと考えます。
私たち「ちば緑耕舎」の米生産者は今まで農薬、化学肥料の削減など環境に配慮した取り組みを行ってきましたが、米生産活動の中で、この問題に対応した行動を起こすことを決意しました。
温室効果を高めるメタンガスの発生を抑える対応
春の田んぼが湿った状態の時、稲わらが腐るとメタンガスが発生しやすくなります。そこで、収穫後田んぼが乾燥した秋に稲わらのすき込みを徹底します。
また、稲を丈夫にしたり実りを高める中干し期間の延長に取り組みます。
ただし、出穂3週間前から出穂後2週間は水張り管理(カドミニウムの吸収を抑える効果)とし、良質米の清算と両立させます。
肥料のプラスチックコーティング殻の流出対応
稲に施す肥料はおおむね田植え前に稲体を作る元肥と稲穂を充実させるため、7月ごろ施す2回の施肥が必要でした。しかし現在では、栽培規模の拡大か高齢化により田植え前1回で対応する一発型肥料が主流です。
この肥料は地温に反応し穂肥の時期に肥料成分が溶け出す作りで、溶け出す肥料をコーティングしたプラスチックがごく一部地中で分解されずに流出します。
実際田んぼの排水溝に網を取り付けると大雨で水があふれた時に微量ですが流出が確認されます。
この対策としてプラスチックコーティング肥料の代替となりうる肥料の探索を進めています。
具体的には次年産に向けてプラスチック殻を出さないイオウコーティング肥料の検討、また今年産では有機配合ペースト肥料の圃場での検証を行っています。
これらの活動を地域に働きかけ、大きな輪にしていきたいと考えております。